段取り替えは、金型を装着したダイセットを交換の際に、設置そのものや、芯出しに慎重に行うために、
試打ちを行うなどに時間を要し、また重量のあるダイセットを装着するために、
ダイリフターなどの設備を操作するなど、作業が大変になります。
要するに時間がかかります。

時間がかかるということは、プレス機を止める時間が発生します。
プレス機を止めている時間は生産物がないため、
その時間生産を行っているとすると2倍の損失という考え方ができます。

即ち、プレス停止時間を短くするとその生産ロスを抑えることができます。

例えば、段取り替えに10分要していたものを、2分で行うことができれば8分間の生産ができ、
10分のロスが、2分のロスで済みます。

1分のロスが仮に－\1,000.-であれば、本来10分で\10,000.-のロスが、\2,000に抑えることができます。
ダブルでロスをするという考え方を用いれば、1回▲\20,000.-のロスが、▲\4,000.-で済みます。
つまり、1回\16,000.-の差が生まれます。
この段取り替えが1日3回あれば、\16,000.-×3回=\48,000.-で
1ヵ月20日の稼働とすると\96,000.-で、1年間では、\1,152,000.-となります。

交換する金型のサイズをある程度揃える必要があれば、
QDCを使用することによりロス時間を低減することが可能になります。

このQDCというシステムを採用し、最大限にEnd Userに対して、
コスト低減対応を行い続け、かつ成長されているお客様が多数ございます。